こんばんは。堀 智行です。
外注化を始めると出てくる悩みに
「スタッフが思うように動いてくれ
ない。動きが悪い」というのが
あります。
そして、改善しようとすればする
ほど余計に悪くなってしまうことが
あり、どんどんハマっていくという
痛いパターンがあります。
そもそも効率化のためにやっている
のに、こうなると自分でやるよりも
効率が悪くなるので、この悩みは
深刻です。
今日はどうすればスタッフの動きを
改善できるかをお話しようと思いま
す。
本日のメインコンテンツ
■■スタッフの動きをよくする方法
物販ビジネスの成功は、初期の段階
から、いかに外注化をうまくやるか
にかかっています。やるべき単純作
業が多いからです。
それで、最初は自分でやっていた
作業を徐々に外注さんに渡していき、
少しずつ手放していくということを
やります。
すると、今まで苦労してやっていた
作業がなんだったんだろうかと
思えるぐらい楽になりますし、
もっと早くこうすればよかったと
思うものです。
低単価で質の高い作業をやってくれ
る方は募集をすればいくらでも見つ
かりますからこの方法は本当に
効果的です。
しかしスタッフの中には思ったほど
いい動きをしてくれない人もいます
のでそういう時に悩むわけです。
そういう時の私の考え方は
動きの悪いスタッフがいることを
そのスタッフの問題とは考えない
ようにしています。
これは集団における「分布」なのだ
と。
はぁ？
ぶんぷ？
なんじゃそりゃ？って
思われましたかもしれませんね。笑
唐突ですみません。
ちゃんと説明しますね。
例えばですね。
学校の成績の話で説明しましょう。
クラスの中でよくできる子もいれば
普通の子もいれば
できない子もいたと思います。
みんながきれいに横並びということ
はなかったはずです。
この原因は一人ひとりにあるのでは
なく、グループの中で必ず同じよう
な割合で「分布」ができる法則みた
いなものがあるようなのです。
全体の2割がよくできて、
6割が普通で、
残りの2割ができない、と
まあ、だいたいこういうような
分布にきれいに分かれるものなので
す。
あなたの今までのご経験
でもきっとそうだったんではないで
しょうか？
ですよね。
だいたい世の中はこの法則で
動いています。
で、スタッフの動きが悪いという時
この法則が今は自分の会社で起き始
めているんだとまずは考えます。
では問題の解決方法としてどういう
アプローチがよいのでしょうか。
よくやりがちな方法として
2割のできない人たちのレベルを上
げようとする方法。
できない人のだめなところをなんと
か改善させようとしてあれこれやっ
てみます。
これはごく自然なアプローチなので
すが、なかなかうまくいきません。
どういうわけかこの分布率は変わら
ないので、2割のだめな人の能力を
あげようとしても、それで真ん中の
人と上の人が上がるわけではないた
め、全体のパフォーマンスとしては
改善が見られないのです。
ところが、上の2割の人の能力を
伸ばすようにすると、真ん中の人も
下の人も、上の2割に引っ張られて
全体のレベルが底上げされるという
現象がおきます。
（便宜上、上とか下とか言ってます
が、人間の価値のことではないので
誤解されないようにお願いします）
なぜ必ずそうなるかまでは知りませ
んが、世の中で広くこの傾向は観察
されているので、そういうものだと
思って行動したほうがよいです。
あなたの会社にもエース級の優秀な
人もいれば、いまいち生産性の低い
人もいるでしょうが、
分布の法則を無視して、全てエース
級でそろえようとしないことが大切
です。
そうやろうとしても必ず分布は起き
ますから。
ここまで言うともう答えが出ている
と思いますが、、、
動きの悪いスタッフの動きをよくす
る方法は、ちょっと回りくどいやり
方に思えるかもしれませんが、
エース級のレベルを上げることなの
です。
そうすると全体のレベルが引っ張り
上げられて下の人のレベルも上がり
ます。
具体的には、エース級が仕事に集中
できる環境を整えるとか、スキルア
ップの教育をするとかですね。
できない人へはどうするかというと
ダメ出しはできるだけせずに、
できていることだけを褒める、
というのが一番よいように思います。
まあ、経営者の立場になると
できない人の結果を見れば心中穏や
かにはなれないので、これがけっこ
う難しいことではあるのですが、
そこでダメ出ししたところで逆効果
であることを意識して、ぐっとこら
えるのが大事でしょうね。
参考にしていただければ幸いです。
お読みいただきありがとうこざいました。
堀 智行
■編集後記
今日から中国の広州に来ています。
オートマスクール生のための広州仕
入れツアーがあるためです。
ツアー中はツアーに集中するので
今日のような作り込んだ記事は書け
ないですが、現地からのレポート的
なちょっとライトな記事を書こうと
思っています。
それにしても広州は暑いです。
30℃を超えております。
私は暑がりなので、日本ですでに
半袖半ズボンになってましたから
これ以上脱ぐものがありません。笑
でもきっと、今回も別の意味で熱い
ことがまた起きるだろうと思うと
今から楽しみです。
いい商品との出会い。
いい現地パートナーとの出会い。
ビジネス成功のきっかけをつかむ。
前回のツアーでもこういうことが
続出したので今回も今からワクワク
しています。
現地からのレポート記事も楽しみに
していてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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