こんばんは。堀 智行です。
ユニットセッション率は売上に直結
するので前回、前々回の記事は
反響が大きかったです。
今日は商品タイトルが売行きにどう
影響するか、いくつかの要素を書いて
みます。
タイトルはかなり重要なので適当にノ
リでつけたままだともったいないです
よ。
■■新プロジェクトのお知らせ
2017年1月から始まる私、堀 智行
による新規プロジェクトがいよいよ
動き出します。
内容はあと数日でお伝えすることが
できますが、Amazonで結果を飛躍的
に伸ばしたい方にぴったりの内容ですので
詳細な告知を楽しみにしていてください。
本日のメインコンテンツ
■■商品タイトルは売れ行きにどうかかわっているか
商品を売るために商品タイトルが果た
す役割は大きく分けて2つあります。
（１）検索結果の中から自分のカタロ
グを開かせる、つまりクリックさせる
という役割。
（２）検索結果で上位に表示させる役
割。
一つずつ説明しますね。
■（１）■
「検索結果の中から自分のカタログを
開かせる、つまりクリックさせるとい
う役割」
Amazonで買い物をする時にはほとん
どの顧客は一番上にある検索バーに
キーワードを入れて検索をしています。
するとキーワードにマッチする商品が
1ページに24個並びます。
その中から気に入った商品をクリック
して購買に至ります。
つまり、検索結果でクリックしてもら
わなければ売れません。
ここではできるだけ購買意欲のある顧
客にクリックをさせることが最も重要
なのです。
検索結果では何が表示されているか見
てください。ほんのわずかなことしか
表示されていません。
「メイン画像」「商品タイトル」
「ブランド名」「価格」「レビュー数」
ぐらいなのです。
つまり顧客はこの数少ない情報だけで
クリックするかしないかを決めていま
す。「商品タイトル」はこの中でも
画像に次いで、かなり大きな要素を占
めていることは言うまでもありません。
顧客は一瞬でクリックするかどうかを
判断しています。そこでクリックさせ
るのは顧客の直感に響く何かが必要な
のです。
その何かとは前回お伝え
した「ベネフィット」です。
顧客にとってその商品から得られるメ
リットのことです。
短い商品タイトルの中では長々とベネ
フィットを書けないのであくまでもポ
イントとなるキーワード一つか二つに
絞って伝えることになります。
例えばこちらの検索結果をご覧くださ
い。
この商品はどちらかと言うと、見た目
だけではそのよさが判断しにくい商品
ですから、商品タイトルに入っている
キーワードが重要です。
「○層マーブル加工」
「IH対応」
「ガス火専用」
などベネフィットにつながるキーワー
ドがちりばめられています。
こちらの商品はベネフィットを商品
タイトルに入れているよい例です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00M8VFCB6
写真だけだとあまりピンと来ないこと
を商品タイトルで補っています。
これなら検索結果でクリックしたくな
りそうですね。
■（２）■
「検索結果で上位に表示させる役割」
商品タイトルはAmazon内SEOにかな
り影響すると言われています。
SEOとは検索結果で上位表示させる
ためのチューニングのことを言います。
検索結果で何を上位表示させるか、
Amazonのシステムはタイトルをよく
見ています。
ではどんなタイトルが上位表示されや
すいのでしょうか。
SEOに関しては絶対これが正しいとい
うことは分からないのですが、
Amazonの気持ちになって考えてみま
すと、一つの結論が導きだせます。
Amazonのルールを守っているタイト
ルが有利になるはずということです。
そもそもAmazonは顧客が買い物しや
すくなるようにルールを決めています
から、そのルールを守っている商品を
上位表示すれば顧客にとって便利に
なるはずだからです。
商品タイトルの付け方はカテゴリごと
にルールが決められています。
カテゴリごとに微妙に違いますから、
よく確認しましょう。
カテゴリごとのルールは在庫ファイル
テンプレートをダウンロードできる
画面から「商品登録規約」というPDF
がダウンロードできます。
（分からない方はテクサポに確認しま
しょう）
例えばスポーツ&アウトドアなら
=======================
メーカー名を先頭にして、以下形式で
情報を半角スペースでつなぐように入力
してください。
[メーカー/ブランド] [サブブランド、シリーズ名] [商品タイプ] [商品名] [対象] [利き手] [海外仕様] [年式] [数量] [型番] [カラー] [サイズ] [その他の情報]
=======================
と定められています。
使ってはいけないNGワードもそこに
は書かれています。
このルールに従ってタイトルを付けて
いるカタログをAmazonはよいタイト
ルとみなしますので、SEOでは有利に
なります。
でも、このルールに従うとなんだか
無機質な面白味のないタイトルになっ
てしまう気もしますよね。。。
そうなんです。
SEOの要素と顧客心理をつかむのは
必ずしも一致する訳ではないのです
よ。ジレンマですよね。
なので規約通りでSEO重視か、
ベネフィットを入れて顧客心理重視
か、その両方のバランスを取るのか
をセラーが判断しなければなりませ
ん。
商材にもよりますし、ライバルの動向
にも左右されますから、何が最善かは
テストを繰り返して検証してみましょ
う。
ちなみにこちらの検索結果は比較的
規約重視のタイトルが上位に来ている
ように思います。
「パスケース」での検索結果ですが、
タイトルが短いものがほとんどですよ
ね。このようなシンプルなタイトルが
Amazonの検索エンジンには好まれま
す。
でも中には機能性をアピールして顧客
心理を重視したタイトルも上位表示さ
れています。
本当に一番売れているのはどれなのか
は在庫チェッカーでチェックしてみる
といいデータになりますよ。
もう一度まとめますと、
商品タイトルは
（１）検索結果の中から自分のカタロ
グを開かせる、つまりクリックさせる
という役割。
（２）検索結果で上位に表示させる役
割。
があります。
この二つは相反する場合もあるので、
どちらかを重視するかバランスをとる
かは検証しながら試すとよい。
ということでした。
参考にしていただければ幸いです。
本日はこれで以上です。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
関東ではすごい雪でしたね。
11月につもるのは54年ぶりだとか。
私はこの記事を書いている時点で
東京よりも雪の多い地域にいますので
窓の外はすごい雪です。
さっそくスマホで写真を撮って、
中国のメーカーの担当者にwe chatで
見せて上げたんですよ。
そしたら「私は雪を見たことがありま
せん。一度見てみたいです」と返信が
返ってきました。
中国でも南の方なので日本で言うと
沖縄みたいなところ。
一度も見たことがないのも無理ないな
〜と思いました。
でもさすがに雪をお土産に持って行け
ないですからね。。。笑
見せてあげたいけどそれには来てもら
うしかなさそうです。
でもこういうことがあると話のネタに
なるのでコミュニケーションのよい機
会になってよかったなと思います。
どんなことにもよい面があるものです
ね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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