こんばんは。堀 智行です。
前回、ネット物販をする
のにデザイナーがそこまで必要なのは
なぜか？という問いに興味があるかを
お聞きしたところ、かなりの反響があ
りました。
関心の高い話題だとわかりましたので、
今日はそのことを書いてみます。
これ気づいたら身が引き締まりますよ。
本日のメインコンテンツ
■■いいデザイナーがそこまで必要な理由
商品が売れるためにはいいデザインの
写真や画像が必要です。
でも、そういう一般的な理由だけでな
く、今この時期にデザイナーを確保し
ておくべき理由があります。
それは中国人セラーのレベルが上がっ
て来ていることです。
まだ一部ではありますが、一部の中国
人セラーは確実に力をつけてきており、
商品紹介コンテンツを使い始めていま
す。
今までは中国人セラーには「価格」で
は勝てないけど、質の高いカタログを
作り、精度の高い検品やアフターフォ
ローなど、きめ細かなサービスを提供
することによって差別化できると考え
られてきました。
でも最近は中国人セラーの中にも
デザイナーを使ってきれいな商品ペー
ジと紹介コンテンツのカタログを作る
セラーが現れ始めました。
中国人セラーがここまでくるのは意外
と早かった印象です。彼らも必死だと
いうことです。
中国人セラーがカタログの質に力を入
れているのに、日本人セラーが素人っ
ぽいことしかやってないとすればどこ
で差別化をすればいいのでしょう。
もちろん商品の中身とか顧客対応とか
差をつけられるところはありますが、
価格でかなわないのにさらにカタログ
のクオリティで負けてしまっては、
勝ち目がありません。
だから本腰を入れて取り組まないと
いけないということです。
カタログづくりでは最低でも彼らに負
けないレベルが必要です。
こちらは紹介コンテンツを使った、
中国人セラーと思われるカタログです。
ひとまずざっと流し見して下さい。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01G2W19PY
いかがですか？
パッと見た印象では下手な日本人のカ
タログより随分とよく見えます。
レビューもすばらしいのがたくさん
ついてます。動画付きや画像つきの
レビューが目立ってます。
トップレビュアーにサンプルを提供し
てレビューをもらう手法を取り入れて
いるようです。
現に結構売れていて私が見た時点では
小カテゴリで12位でした。
7280円で売ってそれはすごいと思い
ます。
今度はじっくりとよーく見て下さい。
ぱっと見ではわかりませんでしたが、
文章を読むと怪しげな、変な日本語が
たくさん書いてあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01G2W19PY
画像の中に書かれている文章には
「毛穴レス、つぶつぶ感たっぷり、
想像よりスベスベな触り心地と驚きの
柔らかさ」
とあります。
スキンケアじゃなく、バッグに対して
「毛穴レス」なんて日本ではアピール
しませんよね。
「つぶつぶ感たっぷり」ってなんです
かね？いいのか悪いのかよくわかりま
せん。笑
一応イギリスの有名ブランドの名前に
なってはいますが。。。
うーん。
人気ランブドってなんですか？笑
他にもよく読めば変なことばかり書い
てあります。
ただ、これを見て笑ってはいられませ
ん。今はまだ荒削りでも着実に力をつ
けて来ています。
北朝鮮のミサイルが最初はシュポッと
発射されてポチャンと海に落ちていた
のに、日に日に性能が上がり、今では
狙ったところに落とせるようになって
きたのと同じです。
変なキャッチコピーではありますが
キャッチコピーが必要なところにちゃ
んと入れてきてます。
そのうち、日本人と見分けの付かない
モンスターセラーが中国人セラーから
出て来る日もそう遠くはないかもしれ
ません。
さて、何のためにこういうことを書い
ているかといいますと、別に不安を
煽りたいわけでも、壺を売りたいわけ
でもありません。笑
読者さんには
こういう現状は常にアンテナを張って
キャッチしてほしくて書いています。
中国人セラーよりも日本人セラーの
方が圧倒的に多いのですから、そもそ
も一部の中国人のレベルが上ったから
と言って何かが変わるわけではなく、
今までもずっと日本人同士でライバル
なのですから、ライバルよりも上を
行かなければ生き残れないことは
今までと全く同じです。
むしろ中国人セラーのレベルアップは
いい刺激になったと受け止めるべきだ
と思います。
ものを売るために当たり前のことを
当たり前にやるということ。
これがうまくいく秘訣です。
写真や画像に力を入れるのは通信販売
では当たり前のこと。
中国人もがんばっているので負けない
ようにがんばりましょうということで
す。
中国人が日本語のカタログを作るのは
我々よりも相当苦労しているはずです。
だから我々にはできない言い訳はでき
ませんよね。カタログづくりがまだ十
分でない方はこの記事をきっかけにぜ
ひがんばってくださいね。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
あと半月で中国の休日である国慶節が
始まります。
国慶節までに仕入れをしようと思って
発注していた商品があるのですが、
20日に到着予定だったものが28日の
発送しかできないと中国の販売業者が
言ってきました。
28日に中国国内発送という意味ですか
らこのままだと日本への発送が国慶節
までに間に合いません。
も〜、頼むよ〜という感じなのですが
中国人パートナーになんとか納期を
早められるように交渉してもらってま
す。
さてどうなるんでしょうね。
うまく行っても行かなくてもこれも
経験です。一つスキルアップになると
思います。
ところで明日から3連休ですが、
リフレッシュするのもいいですし、
普段はなかなか手がつけられない
溜まった仕事を一気に片付けて
しまうのもいいですね。
よい休日をお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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