こんばんは。堀 智行です。
ここ数日業界を騒がせている
「Amazonアカウント乗っ取り問題」
があります。
セラーセントラルにログインすると
左下のセラーフォーラムにも表示され
るので目にした方も多いでしょう。
様々な情報が飛び交っているようです
が、今日は私の方に入ってきている
情報をシェアしようと思います。
■オートセールスマンは4/25まで限定募集中！
早期特典のOEM選定シートは4/23まで。
本日のメインコンテンツ
■■Amazonアカウント乗っ取りの自衛策を！
数日前に複数のコンサル生から
「怪しいアカウントから次々に相乗り
されて困っている」という相談を
受けました。
何が怪しいアカウントなのかというと
次々に新しいアカウントが入れ替わって
相乗りしてくる訳ですが、どうやら
乗っ取られたアカウントが使われている
ようで、それらをツールで回しているよ
うな動きをしていることです。
私からも各方面に確認したところ、
かなり広い範囲で同じ状況が起きて
いることが分かりました。
Amazonテクサポにも聞きましたが、
その状況は当然把握していました。
相乗りをしてくるアカウントには
大体次のような特徴があります。
■ここ最近の評価数がゼロか、
30日間でついた悪い評価のみ。
■何年も販売実績がない、休眠状態
のようなアカウントである。
（アカウントの持ち主は普段アカウ
ントを見ていないようである）
■相乗りしないように連絡すると
特商法の表記が消える。続いて
Amazonに通報するとアカウントごと
消えることもあるが、また別の同じよ
うな特徴のアカウントから相乗りを
繰り返される。
■相乗りする価格は他の出品者の
50％以下のようなあり得ないほど
激安価格。
と、こんな感じの特徴です。
悪質なセラーが自分のアカウントで
相乗りしているのではなく、
他人のアカウントを乗っ取って、
そのアカウントでとにかく売れ筋の
商品に相乗りしていると考えられます。
出品者出荷で出品し、ニセの出荷通知
を出して売上を確定させ、売上金の
振り込まれる口座を書き換えて売上を
横取りするという手口のようです。
これだけ大量のアカウントのログイン
情報がどこから漏れたのかは分かりま
せん。
ただ、どこかから大量にアカウント情
報が漏れたと考えられます。
起きる被害は大きく分けて次の2つ。
(1)自分のアカウントが乗っ取られる。
(2)自分のオリジナル商品に無茶な相乗
りをされる。
これらの被害に合わないためにどうい
う自衛手段があるでしょうか。
まず(1)のアカウントの乗っ取りにあわ
ないためにできることですが、
一つは「2段階認証を導入する」という
ことです。
Amazonからタイトルに【重要】と
ついたメールが4月の上旬に届いたの
を覚えておられますか？
私のところには4/3に来ました。
件名は
【重要】アカウントのセキュリティのために2段階認証をご利用ください(【Important】Secure your account with Two-Step Verification)
というものでした。
これが届いた時は何のためかピンとこ
なかったのですが、今から思えばアカ
ウント乗っ取り被害が出ていることに
対する対策だったのです。
2段階認証を導入するとログインIDと
パスワードの認証だけでなく、
ランダムに生成されたセキュリティ
コードを入力してログインするため、
IDとパスワードが他人に知られても
保護される仕組みです。
（導入方法はセラーセントラルの
ヘルプから「2段階認証」で検索する
と表示される「2段階認証について」
を参照して下さい）
よく使うPCを登録すれば毎回
セキュリティコードを入力しなくても
よくなります。つまり決まったPCから
しかログインできなくなるので、
セキュリティは高くなります。
ただ、これには一つ問題がありました。
テクサポに問い合わせた時にわかった
のですが、”複数アカウント運用”を
している場合に2段階認証を導入すると
高い確率でセキュリティロックがかか
るということです。
例えば個人のアカウントと法人のアカ
ウントを持っていて、どちらも同じ
PCからセラーセントラルにログインし
ているような場合、2段階認証は使え
ません。
回避策としてはアカウントごとにPC
を用意するしかないとのことでした。
アカウントごとにPCを用意できない
場合は2段階認証を導入せずに次のよ
うな回避策をとるしかありません。
■1.ログインパスワードの変更。
ユーザー権限からユーザーを増やして
いる場合はすべてのユーザーで変更。
情報が漏れた時点からパスワードが
変わればログインできないでしょう。
ただ、変更した情報までは漏れていない
前提とはなります。
■2.口座情報などの重要情報を書き換
えられていないかを頻繁にチェック
する。
口座情報が一番狙われますが、他の情
報も書き換えられていないかチェック
するとよいでしょう。
■3.相乗りチェック。
自分の売れ筋商品に妙な相乗りがされ
ていないか頻繁にチェックします。
相乗りがあれば追い出しメールを
送ったりAmazonに通報です。
相乗りチェックはオートセールスマン
の「相乗りチェック」機能を使えば
比較的かんたんです。
ちょうど今募集期間中ですので、
持っていない方はかなりの手間の削減
になりますのでぜひ導入して下さい。
オートセールスマンは4/25まで。
Amazonがこの問題を収束させるまで
の間はこれらの対策をマメに行うこと
で自衛するしかありません。
ちなみにテクサポによると、口座情報
が書き換えられて売上金を横取りされ
た場合に、Amazonからの補填もあり
得るということを言っていました。
その場合はアカウントスペシャリスト
が必要な調査をして対応するとのこと。
少しホッとする話ではありますが、
過信は禁物です。
テクサポとアカスペは別部署のため
テクサポがいいと言ったこともアカス
ペがだめと言えばだめになる、
というのがAmazonです。苦笑
本当にどうなるかはその時になってみ
なければ分かりません。
本当にそうなってしまった場合の
予備知識ぐらいに捉えておき、
基本方針は決して乗っ取られないよう
に対策をすることが一番大事です。
ちなみにこの件で他にも情報をお持ち
の方はお知らせ下さい。
有益な情報はシェアさせていただき
ます。
こういうことは人に知られて損する
ことはありませんから、読者同士で
情報を共有することで、結果的に
多くの情報を得ることができ、全員に
メリットとなります。
本日はこれで以上です。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
それにしてもアカウント乗っ取りの
原因は何でしょうね？
どうやって情報が漏れるんでしょうね。
LINEの乗っ取りとかFacebookの乗っ
取りはよく聞きましたが、まさか
Amazonのセラーアカウントの乗っ取
りが起きるとは想定外でした。
そんなマイナーなところ狙ってくると
は思わなかったですので。
でも考えたらこういうのを乗っ取るの
が一番お金は動きます。
「コンビニでiTunesカード買ってきて」
ってやるよりかなり動くでしょう。
でも詐欺ですから必ず足がつきます。
だから割に合わないはずなんです。
こういうことをやるのは。
すごい高い技術を使っているようです
が、そんな技術とアイデアがあるなら
もっとまっとうなことに使えばいいと
思うんですけどね。
まっとうなビジネスは長続きします。
我々が取り組んでいる物販ビジネスは
人がいる限りなくならないまっとうな
ビジネスですから、そのための力を
つけることは一生モノのスキルになり
ます。
だからどんどん力をつけたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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