こんばんは。堀 智行です。
約3週間に渡る中国出張から帰国い
たしました。
得られるものが非常に多かったので
すが、その中には本当にたまたま
偶然のラッキーが重なって得たもの
もあります。
その一つがチャイナセラーと偶然出
会うことができて仲良くなったこと
です。
そこから我々日本人セラーが生き残
る道も見えてきました。
今日はそのことを書こうと思います。
本日のメインコンテンツ
■■チャイナセラーと友達になりました
日本のAmazonに中国人のセラー、
いわゆるチャイナセラーが増え始め
てもう2年ぐらいになるでしょうか。
最初は相乗りから始まり、そのうち
怪しい日本語のカタログで出品を
始め、それでもとにかく安いので
売れていくということで、徐々に
日本人セラーの脅威となり始めまし
た。
自分の扱っているカテゴリに進出し
て来られると価格勝負で負けてしま
うからです。
今ではベストセラー商品を量産する
実力あるチャイナセラーも現れて、
脅威を感じている方も多いんじゃな
いでしょうか？
チャイナセラーは仕入原価が安いの
で価格ではかなわないですし、
レビュー対策やらカタログ作成やら
とにかく力があるので勝てないとい
うイメージを私も持っていました。
今回の中国出張で、いろんな偶然が
重なってたまたま知り合った人から
紹介してもらった人がなんと
Amazonのチャイナセラーでした。
そういう人に現地で会うのは初めて
だったので、なんか衝撃でしたね。
分かりますかね？
この感覚。
えっ、本物ですか〜？みたいな。笑
でもよくよく聞いてみると今はもう
お店がないというのです。そうです。
アカウント閉鎖です。（爆）
彼はAmazonのルールは厳しいし
販売も難しい。なかなか売れず、
ある時アカウント停止となり、
解決方法もわからないので諦めたの
だと言っていました。
私がAmazonで6年以上販売してい
ることや、メルマガを書いたり
教えたりしていることを話すと
すごいですね！って
尊敬してくれました。笑
このへんで私の中のチャイナセラー
のイメージがだいぶ変化し始めたん
です。
あれ？なんかチャイナセラーのイメ
ージと違うなあ。と。
顔が見えないから必要以上に賢く
手強いイメージがありましたが、
実際知り合ってみると、普通の生身
の人間です。（まあ、当たり前か）
日本人セラーの間でもよく聞く
いろんな悩みを同じように抱えて
いました。
そりゃそうですよね。
中国人が特別Amazon販売が上手い
とか、ノウハウを持ってるとかいう
ことはありませんし、
中国輸入では仕入れが有利という
アドバンテージはありますが、
逆に不利なこともたくさんあるので
うまく出来てる人ばかりでは全然な
いということです。
中国人感覚では問題ないという商品
でも日本人からみたら不良品という
ことはたくさんあります。
そして、なぜそれが不良品なのか、
普通の中国人には理解できないとい
うことがほとんどです。
彼らにとって日本での販売は我々が
思う以上に難しいのです。
友達になったチャイナセラーが面白
いものを見せてくれました。
スマホのアプリで、
多分QQかwechatだったと思います
が、Amazonチャイナセラーのグル
ープがアプリに入っていました。
そこでSNSとして交流できるのです。
それはAmazon社員も入っている
公式なもので、チャイナセラーを
サポートするという目的のグループ
のようです。
そこではチャイナセラーがいろんな
質問をしていたのですが、例えば
「AmazonChoice」のマークって
どういう意味ですか？
というのが目に付きましたね。
他にもなかなか売れずにうまく行っ
てないセラーの相談が多いという
印象でした。
質問の内容から、Amazonの情報と
してはむしろ日本人セラーの方が
情報が多い印象です。
チャイナセラーと一口に言っても、
上から下までかなりの幅があるのだ
ということです。
我々がよく目にするチャイナセラー
は我々がよく見るということは、
それだけ売れていて目立っている人
ですから、レベルの高い人がほとん
どなんですね。
それでチャイナセラーのイメージを
作ってしまっているのですが、
日本でもレベルの高い人から低い人
まで様々なセラーがいるのと同じよ
うに、中国でもうまく行っている人
の影にかなり大勢の売れないセラー
がいるという現実が見えてきました。
知り合ったチャイナセラー君と
街中を歩いたのですが、
こんな商品はAmazonで売れるだろ
うかという話が多かったのですが、
ことごとく的外れなんです。
例えばこんな感じのものとか
ですね。
あるいはオリジナルで独特のデザイ
ンのプリントTシャツを売ってみた
らどうかとかですね。
なので一言教えてあげたんですよ。
「世の中でよく売れているものでも
Amazonで売れるには一つ大切な
条件があるんです。
それは検索です。
よく検索されるものかどうか。
Amazonでは6割以上の顧客が検索
バーから検索して、検索結果の中か
ら商品を探して購入します。
だから検索されないものは売れない
んですよ」
これを教えてあげたら、
「えっ？堀さんなんでそんなこと
知ってるんですか？
すごいですね！」
みたいな反応になりました。
さっきのURLの画像なんて、なんて
検索したら出るのか想像しにくい
ですよね。そういうものはそもそも
顧客の目に触れにくいため、
Amazonでは売れません。
この体験で感じたことは、日本人か
中国人かは関係なく、セラーとして
の力をつけることが大切ということ
です。
中国人であれ、日本人であれ、
強いセラーは売れていますし、
まだ力が弱いうちは売れません。
力が弱いうちに諦めてしまえば
弱いままでいるか撤退するかのどち
らかです。
今回チャイナセラーと直に接してみ
て、日本人セラーと同じように悩み
ながらやってる姿を見ることができ
ました。
どこの国のセラーかは関係なく、
セラーとしての実力をつけるかどう
かが一番重要だと実感しました。
さっきちらっと話しましたが、
Amazonで売れるには検索キーワー
ド攻略が大切、という基本的な知識
をもっていなければ、売れる商品を
見つけることも難しい訳です。
大切な情報はしっかりと取り入れ、
その情報を実践に移してレベルを
上げていくこと。
それが大切です。
さて、Amazonで勝つためには検索
キーワードの攻略が大切と言いまし
たが、もう少し具体的に言うと、
リサーチの時点でよく検索されやす
いものを選ぶとヒット商品を出しや
すくなります。
最近はそういうリサーチを意識して
いるのですが、そのことをもっと
詳しくお伝えできるのですが、
お聞きになりたいでしょうか？
もし関心が高ければ次はその記事を
書こうと思います。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
出張から帰国して、久しぶりに日本
での通常業務に戻りました。
で、社内でのミーティングとか、
取引先との打ち合わせとかしていて
なんか違和感があるんですよ。
何なんだろうなと最初はわからなか
ったのですが、すごく喋りにくいん
です。
なんというか、いい言葉がなかなか
出てこないんですよ。
どうやら、しばらく日本語を話して
なかったので日本語を忘れてしまっ
たようなのです。
と言っても別に現地で中国語をべら
べら喋っていたわけではないんです
よ。まだ片言しかできませんから。
主なコミュニケーションのとり方は
言語以外の方法、例えば身振り手振
りとか、片言の英語とか、ものを
見せたり、そのまま日本語で喋って
みたり、掛け声をかけたり（笑）
そういう原始的な方法で意思を伝え
ます。
そういう感じで3週間過ごしたから
でしょうか。
なぜか言葉がスムーズに出てこない
ようになりまして、日本語を忘れて
しまったのかなという感じです。笑
今日は地元のビジネスマッチングフ
ェアに参加したのですが、うまく
言葉が出ずに苦労しましたよ。
いずれは原始的な方法に慣れたから
ではなく、中国語で話すのに慣れた
からこうなった、と言ってみたいも
のです。笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
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