こんばんは。堀 智行です。
外注化テーマの4回目です。
前回はパートナーの募集についてお伝えしましたが、
今回は面接・採用についてお伝えします。
募集サイトで募集して、応募があると私はSkypeで
面接をしています。
でも、応募者すべてと面接をするかというとそうとは限りません。
まずは書類選考をして、無理だと思う人とは面接をしません。
応募の書き方にも性格が出るので、そこから選考は始まっている
んですね。
私は今までに30人以上面接しましたので、書類を見ただけで
何となく分かるようになりましたが、慣れないうちはできるだけ
沢山の人と面接することをおススメします。
単純に面接をする経験値が上がりますし、自分の先入観が正しかったか
どうかの確認にもなります。
書類選考をパスしたらSkypeでの面接ですが
私は必ず「ビデオ通話」による面接をしています。
なぜかというと、ビデオなしで通話するよりも相手のことが
かなりよく分かるからです。
これからお仕事をお任せする人を選ぶのですから
できるだけ情報は多い方がいい訳です。
相手の顔、表情から人となりが伝わってきますし、
後ろに写っている部屋の様子なんかも参考になることがあります。
だから、募集の段階で応募条件に
「ビデオ通話による面接が可能な方」
というのを入れています。
で、そう書いてあるにも関わらず、ちゃんと読んでいない人が
意外といるんですよね。
面接の時に「あれ？ビデオが映ってないんですが」というと
「カメラはついてませんので。。。」と平気で言ってきます。
「応募条件は読まれましたか？
ビデオ通話が条件になってましたが。。。」
「・・・・・・気づきませんでした」
「・・・・・」
そういうところでも相手の性格が分かります。
カメラを持っていなくてもスマホでビデオ通話をすることも
できる訳ですから、今の時代、大抵条件は満たせるはずなんですね。
WebカメラなんてAmazonで1000円ぐらいで売ってますし。
次に面接の内容ですが、
私はだいたい次のような流れでやっています。
■まず、自社の説明をして今回募集している仕事の説明をする。
■応募者のプロフィールや過去のお仕事の経験を確認する。
■こちらから聞きたいことを聞く。
■期待の明確化をする。
■自己PRを聞く。
■SOHOを理解しているか確認する。
詳しく説明します。
■まず、自社の説明をして今回募集している仕事の説明をする。
私の会社がどんな会社なのか、所在地や事業内容を説明しています。
応募してきている人も不安な気持ちを持っていますから、
自己紹介をするのは当然ですね。
■応募者のプロフィールや過去のお仕事の経験を確認する。
応募する時に今までの職歴を書いてもらうようにしていますので
それを見ながらその人にどんな強みがあるのか確認しています。
自分との共通点が見つかったりして、ここで結構盛り上がること
もありますね。
■こちらから聞きたいことを聞く。
相手の性格が分かるような質問をあらかじめ用意しておきます。
例えば
「今までのもっとも大きな業績の1つか2つについて教えてください」
「仕事の納期が遅れた時の気持ちを教えてください」
などです。そういうのを4つぐらい聞きますね。
他にも普段の生活スタイルとか家族構成とか健康状態とか聞きます。
■期待の明確化をする。
ここでは作業単価を明確に説明します。
私の場合、仕事を安定して出せないことがある、とかも説明します。
相手にとってマイナスとなり得ることはできるだけ説明しておくと
後々「そんなことは聞いてなかった」というトラブルを避けることが
できます。
で、結果的に聞いてたよりもよかったらそれだけ喜んでくれます。
私はここで応募者の方にこの仕事でどれぐらい稼ぎたいと思っているか
ということも聞いています。
これでお互いに期待していることが明確になる訳です。
ここが最初から食い違っている場合、それに気づかずに採用してしまうと
お互いにハッピーではないので、最初から明確にしておいた方がよいです。
■自己PRを聞く。
これは時間があったら聞く程度です。
すでに今までの話で十分だったら聞かないこともあります。
■SOHOを理解しているか確認する。
これは意外と重要です。
SOHO経験がある方なら大丈夫ですが、時々SOHOとは個人事業主であることを
理解していない方がいます。
どういうことかというと、個人事業主は自分で確定申告をしなければなりませんし
労働基準法とか最低時給とか残業手当とか有給休暇とか一切ありません。
そういうことが分かっていない人が分かっていないまま仕事をすると
後々トラブルになる可能性があるので、理解しているかを確認しています。
それで、このぐらいやると大抵1時間はかかりますね。
お互いに顔を見ながら1時間も話すとちょっと親しくなります（笑）
時間がかかりますが私は面接はしっかりやって、いい人に仕事をお任せできると
結局は時間の節約になると考えています。
また、しっかり面接すると意外な相手の強みに気づいて、
今回募集した仕事とは違うけど、この仕事を任せてみようかなと、
別の仕事につながることがあります。
私は一度、面接の時の相手の熱意に押されて、
募集するつもりもなかった仕事をその人のためにわざわざ作ったことが
ありました。
まあ、そこまでする必要はないですが
他の仕事につながればこちらとしては儲け物です。
新たに仕事の募集をする手間ひまを考えると、一度の面接で他の仕事を
任せられる人をゲットできることには非常にメリットがあります。
だから応募多数で、採用する人がすでに決まった場合でも
応募者には面接だけはすることもありましたね。
いい人なら他の仕事につながる可能性があるからです。
しっかり面接していると意外な収穫もありますのでおススメですね。
面接が終わったら後日結果の連絡をするのですが、
私は不採用の方にもきちんとご連絡をしています。
不採用の理由としては相手の問題点を指摘して
「●●がダメだから不採用になりました」とは言いません。
できるだけ「◎◎というすばらしい強みをお持ちですが、
弊社の環境が整っていないためそれを生かすことができません。
他にご活躍の場が見つかることをお祈りしております」
というようなお返事をしています。
つまり、あなたを採用できないのは弊社の問題ですということです。
誰でも大抵は強みがありますから、それを生かせないのは
こちらの力不足なのは本当のことです。
「経営者は常に相手の状態を上げることを習慣化していなければならない。」
私のメンターの一人が言っている言葉です。
経営者として従業員、外注先、取引先、顧客、誰と接する時にも相手の状態を
引き上げることを習慣にしたいものです。
外注化シリーズはだいたいお話できることはお話したつもりです。
いかがだったでしょうか。もっと聞きたいこととか感想があれば
コメントください。
次回からはまた別のテーマにしようと思います。
何かリクエストがあれば私の能力の範囲内であれば（笑）
取り上げたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
最近、速読を習いました。
一日のセミナーだったんですが、そこで習ったことを毎朝15分から30分
ぐらいかけて練習しています。もともと本を読むのが遅いので、
効果が出て2倍ぐらいの速度では読めるようになりました。
でもまだまだ早くなりそうです。
練習を始めてまだ20日程度なので、3か月は最低続けようと思います。
結局は練習がものを言うんですよね。
速読の効果は本が早く読めるようになるだけでなく、集中力が上がったり
仕事の速度が早くなったりと全体的に能力が上がる気がしますね。
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