こんばんは。堀 智行です。
新型コロナの影響で春節明けの稼働
が延期されてきましたが、ようやく
稼働の兆しが見えてきました。
どの程度の動きが見られるか、
最新情報をお伝えしようと思います。
在庫切れは死活問題。情報収集と
適切な判断が求められます。
本日のメインコンテンツ
■■気になる最新の中国稼働状況について
本来は1月末に終わるはずだった春節
の休みでしたが、新型コロナの影響で
今年は休みの終わりが何度も延期され
る事態になっていることはご存知の
とおりです。
一切の外出が規制されていたり、
仕事を開始することが制限されて
いるため、経済活動がストップして
いる状況でしたが、
2月17日（月）からは銀行の支店が
窓口業務を始めたり一般企業の営業
申請が一部許可され始めました。
よい兆しです。
今週からはようやく動き始めたとこ
ろが出てきており少しホッとしてお
ります。
もちろん、まだ余談を許さない状況
ではあります。
中国輸入セラーにとっては春節明け
の仕入れができずに在庫切れすると
死活問題が起こり得るため心配され
ている方も多いことでしょう。
今週（2020/2/17の週）は銀行や
一般企業が動き出し始めた週です。
一般企業は営業するために地方政府
に営業申請をするのですが、
先週までは申請をしても通るのが
1％程度だという噂もあるほどで、
申請はするがほとんどの会社は
許可がおりない状況でした。
今週は営業許可がおりはじめ、
我々の業界にとても関係のある、
輸入代行会社も営業を開始し始めた
ところが、私が知るだけでも数社あ
りました。
申請が通らなかったところでも、
不備が指摘されて再申請を求められ
ていますので、そういう動きが出て
くれば再開はもうすぐでしょう。
もっと長引くことも覚悟していたの
ですが、この時期に動き出したのは
予想の幅の中では比較的によい方向
に進んでいるのではないかと思いま
す。
営業許可の問題は来週明けにはかな
り解消されるでしょうから、次の
問題は物流や人の動きです。
現段階の全体的な傾向をお伝え
しますと、
春節で故郷に戻っていた労働者が
様々な規制で職場に戻ることができ
ない人がまだかなりの割合いると
思われます。
工場によって、生産能力の50％は
回復しているというところもあれば
全く稼働できないところもあります。
工場の生産能力は回復していても
原材料が入ってこないため生産でき
ない工場もあります。
商品の生産ができても国内物流が
動かないので輸出ができないという
ケースもあります。
営業許可、労働者、原材料、物流と
どこか一つでも詰まってしまうと
それ以上進みません。
こればっかりは焦ってもどうしよう
もないので待つしかないです。
もしいつもの取引先以外に別ルート
で仕入れができるなら別ルートを
最大限あたってみるのもよいと思い
ます。
できることは何でもやりましょう。
影響はこんな大きな企業にも出てい
ます。
AppleはiPhoneの90％を中国で
生産しているので、工場が稼働せず
中国での消費も冷え込むためかなり
の業績悪化のようです。
Appleが業績悪化するとiPhoneの
部品を供給していた部品メーカーも
発注が入らず、いろんなところに
連鎖的な悪影響が懸念されます。
中国の新型コロナが収束しないと
世界中大変なことになるのは今や
誰でも分かっているので、各方面で
最大限の努力が払われています。
経営者であるあなたも大きな危機が
訪れているという意識をもって、
危機管理という観点で動くように
オススメします。
もし資金繰りが苦しくなることが
分かっているなら早くからつなぎ
資金の調達に動くべきでしょう。
融資を受けるのも手ですし、現金化
しやすい資産、例えば車とか、有価
証券などを売って資金を作るという
方法もあります。
悲観的になるべきではありませんが
まあなんとかなるだろうと、ぼんや
りしているのはよくありません。
危機が長引いた場合はどうするのか
をよく考えておくのがよいです。
新型コロナウイルスの特徴などは
報道がかなりなされているので
あまりこのメルマガでは触れて
きませんでしたが、
少しだけ言いますと、感染力が非常
に強いが、その分致死率は低いとい
う特徴のようです。
感染が拡大しやすく、まだ治療法や
予防法が確立されていないのが厄介
なところですが、
よく効く治療薬やワクチンさえでき
てしまえばあっという間に収束する
ことも十分考えられます。
病気の被害を避ける努力はそれなりに
しっかりとやるべきですが、致死率が
高くないウイルスの性質から考えて、
最も大事なのは経済的な打撃に対処
することだと私は考えています。
色々言いましたが、ビジネスの観点
からは仕入れと資金繰りのことを
最大限考えることがオススメです。
あなたのビジネスの参考になれば
幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
最近はコロナウイルス対策として
外から帰ったら手洗いとアルコール
の消毒を欠かさずやっているのです
が、先日テレビ番組を見ていて
意外な盲点があることに気づきまし
た。
それはスマホです。
スマホは電車に乗ってる時やいろん
な時に触ってますよね。
ウイルスが付いた手で触っているか
もしれません。家に帰って手をアル
コール消毒しても、スマホを触って
しまうと意味ないです。
だから、最近はスマホもアルコール
のウエットティッシュで拭くように
しています。
Amazonでちょっと高かったですが
これを買いました。
普段はあまり気にしないほうですが、
気にし始めるとなんでも拭きたくな
ってしまって困りますね。笑
感染すると人と会いづらくなって
しまうのでやはりできる限りの
予防はしないといけないですね。
というわけでしばらくは消毒用
アルコールを愛用する毎日が続き
そうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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