こんばんは。堀 智行です。
Skypeで面接をするのがよいとオスス
メしてきましたが、なぜそんなに面接
を勧めるかというと、
直接の応募内容だけでは分からない、
別の強みを発見しやすいからです。
相手の強みを発見できると強いチーム
ができます。
今日はそのことを書いてみます。
本日のメインコンテンツ
■■面接では相手の何を見るか
私は面接をする時、応募者に自己紹介
をしてもらい、過去の経歴も話して
もらっています。
自己紹介ですから黙って聞いているだ
けだとかんたんな説明で終わってしま
うのですが、
応募時に書いてきた文面ともあわせて
自己紹介を聞きますので、大抵の人に
は興味がわく点があるものです。
だから興味を持ったことは何でも聞く
ようにしています。
例えば、過去のお仕事が以前に私が
やっていた仕事に近い場合は、
経験者にしか分からないようなことを
いろいろ聞いてみたり、
私が全くの未経験な分野だったら、
どういうお仕事だったのか私がイメー
ジがわくまで根掘り葉掘り聞いてみた
りしています。
質問攻めみたいな感じではなく、
あくまでも興味があるので教えてもら
うというスタンスです。それだといや
な感じも与えません。
そもそも面接という場は質問されるも
のだと相手も心の準備をしていますし、
普段は聞けないような立ち入った質問
でも、採用の判断のために必要という
ことで、その時だけは許されるものな
んです。
言いづらいようなことはもちろん配慮
が必要ですが、普段よりもずいぶんと
質問がしやすい場なので、それを存分
に活用しています。
で、その状況を活用して何を引き出そ
うとしているかというと、
応募者の得意なことや能力、募集とは
関係なくても他にできることはないか
ということです。
今までの仕事の経歴を丁寧に聞いてい
くと大抵は何かが出てくるものです。
以前の私の経験ですが、
Amazonの新規登録スタッフに応募し
てくれた女性がいました。その方は
結婚する前にはブライダル関係のパン
フレットを作ったりするデザイン関係
のお仕事をしている方でした。
よくよく聞いてみると、パンフレット
のキャッチコピーを考えたり、成約率
をあげるためにマーケティングも少し
勉強したと言うではありませんか。
その上、プロのカメラマンをしていた
こともあり、撮影用のプロの機材を
自宅に持っているとのことです。
その時は小さな子供のいる普通の主婦
だったのですが、過去の経歴を聞くと
私のビジネスの力になってもらえる
すばらしい能力の持ち主でした。
こんな逸材がいるんだと驚きましたね。
はじめはAmazonの新規カタログを
作ってもらうことから始めましたが、
その後、商品写真の撮影や楽天やヤフ
ーショッピングのサイト作成まで
お願いすることになり、ホント大助か
りでした。
面接をするとたまにそういう逸材を発
掘できることがあるので、やめられな
いんですよね。
ここまでの逸材を見つけることはまれ
なんですが、そこまでいかなくても、
人それぞれの得意なことを聞き出せた
ら、そこから始めることがあります。
今回集まったメンバーのスキルをもと
に業務の組み立てを行うのです。
もちろんあらかじめ決めてあるビジネ
スモデルがありますから、それを大き
く変える訳ではありませんが、
細かい部分はいくらでも調整が利くも
のです。役者にあわせて若干のストー
リー変更や設定変更をするようなもの
ですね。
私は「古畑任三郎」「ラヂオの時間」
今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の
脚本家としておなじみの三谷幸喜さん
の大ファンなんですが、
三谷作品見たことありますか？
役者の個性に合わせて個性を活かす
ストーリーになっていますよね。
だから非常に面白い。
三谷作品を知らない方には分かりにく
い話ですみません。要するに、この役
者を使うからこの台詞にした、この
シーンにした、このストーリーにした
というぐらいはまり役の役者が多く
使われていまして、そういう意味だと
理解してください。
クラウドソーシングでの組織化でも
三谷作品で役者を活かすみたいなこと
ができれば理想だと思っています。
三谷作品という緻密なものを例に出し
てしまったので難しく感じさせてしま
ったかもしれませんが、別にそこまで
難しく考える必要はありません。
例えば今回の応募者の勤務可能な時間
帯や時間数によってチームの構成を変
えるなど、単純なことから始めたら
よいです。
中にはすごい特技を持った人が集まる
こともあるので、それを見逃さないよ
う面接でよくヒアリングするように
すると一気に飛躍できることもあり得
ます。
面接をする際は参考にしてもらえれば
と思います。
お読みいただきありがとうございました。
堀 智行
■編集後記
中2の息子が学校の自然教室だとかで
2泊3日で今日から長野県へ出かけて
いきました。
普段は起こしてもぎりぎりまで寝てい
る子が、今日は早くから起きて、まだ
出かける時間でもないのにリュックサ
ックと肩掛けバックを背負って、
家の中でうろうろ、うろうろしている
のです。
家の前の道路を見て、もう通学してい
る友達がいないか見に行ったり、
やたらそわそわしているので、なんだ
か笑えました。
泊まりがけの行事は不慣れだからなん
でしょうね。家の中ではあんなに偉そ
うにしていてもまだまだ子供なんだな
と思いました。
今日は一泊目の夜なのでわくわくして
るでしょうね。
小学生や中学生の頃の修学旅行や林間
学校のことを少し思い出しましたよ。
あの頃はそういう非日常の体験が妙に
楽しくて面白かったです。
でも大人になってだんだんそういう
新鮮な気持ちは薄れていった時期も
ありました。
会社勤めをしていたときは私は
そんな感じでしたね。
私は起業したのは遅く、37歳でした
がそこから激動の毎日です。
そういう意味では私は大人になっても
ビジネスをすることによって常に新し
い経験をすることができているので、
幸せだと思います。
いつもわくわくしてますから。
起業家の皆さんは共感してもらえると
思います。
朝の子供がそわそわしていることから
ふと考えてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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